2018年09月25日

在宅看護論

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  近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

  9月25日 ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。

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【学生の感想】
  講義を受けて、患者さんが前向きに治療に取り組めるか否かは、医療従事者の言葉や言い方にも左右されることがあるのだと知りました。QOLを改善する様々な医療・ケアがあることを伝え、生きる希望を持てるように説明することができていれば、病気の受け止め方も少しは違っていたのかもしれません。これからの学習や実習でたくさんの知識を得て、患者さんが治療に対して前向きな気持ちになれるようお手伝いができればと思います。目が合えば、笑顔を見せて下さった林さん。緊張している私たちに気さくに笑顔で接して下さることで話しやすい雰囲気になっていました。私たちが看護師になったときには、笑顔を絶やさず話しやすい雰囲気作りを心がけたいと思います。  伊藤 華那子

  「からだがありながら動かせず、食べる楽しみもありません」という言葉が心に残っています。生きるということは、ただ命があるということだけではなく、林さんのようにご家族や故郷の友人、また同じ難病の人たちとの出会いによって人の温かさに触れ、生きがいを見つけることで生きる喜びを感じるのかなと思いました。文字盤はとても難しいですが、言葉ではなく目の動きで会話し、笑顔でそのときの気持ちを表すことができるのは素晴らしいことだと思います。林さんと目が合ったとき笑顔を向けて下さり、私も自然と笑顔になりました。文字盤で「最初に目が合いましたね」と伝えていただき、とても嬉しかったです。笑顔は人の心を温かくするのだと実感しました。これからも笑顔を忘れずにいたいと思います。椎崎 珠奈


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