2018年05月02日

平成30年度 特別講義 〜がん看護専門看護師から学ぶ〜

 今年の特別講義は「がん看護専門看護師から学ぶ」をテーマにしました。
 ホスピスにおいて、がんなどで治療の見込みのない人々とその家族に対して、がん看護専門看護師の田村恵子さんが行う看護(NHK 希望は必ず見つかる)をDVD鑑賞します。そして、患者、家族の想いや、最期のときを支えている看護から、「看護とはなにか」について考えます。

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 DVDには4人の患者さんがでてきます。3学年合同でグループを作り、クジでどの事例について話し合うかを決めます。学年それぞれの学ぶ視点から、患者・家族の想いや看護師の行動の意味について考え、3年生が中心となって学びを繋げ、発表します。その後、4人の患者さんに対して自分達ならどのような看護を行うか考え、それについても発表しました。

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【特別講義の感想】
 1年生から3年生まで違う学年がグループを作り1つのテーマについて話し合えてとても新鮮でした。学年によって着眼点が違って楽しかったです。特に足のマッサージをしているシーンでは、私はただ痛みを和らげるためにしているのだと思っていました。しかし、3年生はマッサージをしながら患者さんとコミュニケーションを取るのだと言っていました。行動だけでなく、その理由と声かけの重要性・必要性を教えてもらい、さすが3年生だと思いました。発表についても、まとめた内容をしっかりとした口調で発表し、結果だけでなくその経緯や理由も添えていました。私もこれから読書などで文章力を養い、積極的に発言できるよう努力したいと思います。
1年生 恵比寿 永真


 DVDを見ているとがん看護専門看護師の田村さんが、生き抜いた患者さんを想って泣いているシーンがありました。私は、看護師とはどんな理由があろうと涙は流してはいけないと思っていました。また、新人の頃は泣いてしまったとしても段々と慣れていき、死に対して何も感じなくなってしまうのかなとも思っていました。田村看護師が患者さんを想って涙を流すシーンを見て、看護師としてではなく人として泣くことは悪いことではなく、大切なのはそれを引きずらず、気持ちを切り替え前進することなのだと学びました。グループワークでは、先輩達との観点の違いに驚きました。一年後、二年後、先輩達のようになれるのか不安ですが、しっかり基礎を学び、少しでも近づけるよう頑張ります。 1年生 瀧本 美羽

 DVDを見て患者さんとの関わりについて考えました。学生である私ができる看護で最大のものは「話を聞く」ことではないかと思います。しかし、1年生の終わりに実習に行って感じたのは話を聞く(コミュニケーションを取る)というのはとても難しいということです。実際、患者さんの元へは聞きたい項目をまとめてから行きましたが、思っていたのとは違う話を沢山しました。もちろんその話から得られる情報も多くあり不必要な話ではなかったのですが、自分の中で項目を満たせないことへの不安や焦りがありました。でもそれは患者さんが本当にしたかった話なのかもしれず、そう考えると自分自身の態度や気持ちも変わってくるかもしれないと思いました。私が不安や焦りを抱くと患者さんに伝わってしまう可能性があり、信頼関係を築くことも難しくなってしまうので考え方を変え、笑顔でいられるよう努力したいと思います。 2年生 松崎 沙霧

このDVDは1年生の時、授業で見たことがありました。そのときの私は患者さんの話を聞き、黙っていても背中をさすり、悩みを打ち明けてもらえるようにするのが看護だと思いました。しかし今日もう一度見て、患者さんの不安や恐怖を取り除き、気持ちを楽にすることだけが看護ではなく、患者さんの話しやすいタイミングや場所、雰囲気を看護師自身が作り出していること、治療法や生きる希望について患者さん本人から引き出し、ともに闘う姿勢が看護なのだと思いました。
グループワークでは、みんなの意見をまとめ発表することが求められるため、人の意見や思いを共有できたことが良かったと思います。来年もこの様な機会があればいいなと思いました。 2年生 黒木 唯


 3年生になった今、患者さんの話をどのように傾聴しているか、言葉の選択はどうしているか、自分が実習で感じたことと照らし合わせて考えられるようになりました。一方で新入生の根本的な人としての振る舞いについての意見で私は初心にかえる思いでした。疾患に関連させた視点ばかりでなく、そもそも人が持っている希望や不安に目を向けた看護の重要性を改めて感じました。今までの自分の実習態度を振り返ったとき、必死ではありましたが、「看護をしなくては」「どうすれば看護ができるのだろう」と視点がずれていたこともあったのではないかと感じました。様々な人の考え方に触れることで、自分自身の考え方の幅も拡げることもできました。まだまだ迷いや不安はありますが、確かな知識で裏打ちされた看護を行えるよう努力したいと思います。 3年生 上畑 葵志子


posted by WAKAN運営部会 at 00:00| 行事