2018年07月12日

非日常生活体験

11日、12日 授業の一環で非日常生活体験として学校へ宿泊しました。3年生全員が被災者となり、非常食を食べ、短時間ですが停電も経験します。その夜は段ボールを敷き、囲いを作ってみんなで寝ました。
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非日常生活体験をして一番印象に残ったもの(場面)は何ですか?というアンケートには
 ・どこでも寝られると思っていたけど、広くて天井が高いところで寝るのは落ち着かなかった。
 ・クラス全員が同じ場所で段ボールを敷いて寝ること。
 ・プライバシーを守れないのはとてもストレスになると気づいた。
 ・非常食は意外とおいしかったが、毎日これだと思うと憂うつになると思った。
 ・汗をかいたのにお風呂に入れないのは辛かったが、清拭をすることで気分転換になり爽快感が得られた。
 ・集団生活のため、行動が制限され一人の時間を作ることができないことが辛かった。

とありました。
 共通していたのはお風呂に入れないこと、段ボールで寝ること、一人になれないことが辛いということでした。他に非常食であるアルファ米が意外とおいしく、満腹になったこと、プリンの差し入れがとても嬉しかったという意見もありました。
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2017年07月13日

被災者生活体験

7月12日、13日 被災者生活体験をしました。3年生全員が被災者となり、非常食を食べ、短時間ですが停電も経験しました。その夜は段ボールを敷き、囲いを作ってみんなで寝ました。
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被災者生活体験をして一番印象に残ったもの(場面)は何ですか?というアンケートには
 ・今まで食べたことがない非常食を食べたこと。意外とおいしかった。
 ・段ボールを敷いてみんなで寝たこと。固くて痛かった。
 ・ひとりになる時間がないことが辛かった。
 ・段ボールをただ敷くのではなく通路や男女の区切りなど全員が気持ちよく過ごせるよう工夫したこと。
 ・たった一晩だがプライバシーのない場で共同生活を送ることが苦痛だった。
 ・個々で色々な意見を言い、勝手に行動するのでまとまらず、一致団結することができなかった。

等の意見がありました。

今年もお風呂に入れないことが辛かったようですが、プライバシーがない、一日中ルールに縛られている等、ひとりになれないことが辛かったと書いている学生が多いと思いました。それでも一時停電の時、少ない懐中電灯をどのようにすれば効率的に明るくすることができるか、みんなで案を出し合ったことが楽しく印象に残っているようです。
 また、リーダー役の学生はみんなからどうすればいい?と頼られ、すべて自分達が判断しなければならない責任の重さが辛かったと書いていました。リーダー役の人も同じ被災者なのだということを全員が自覚し、もう少しみんなで協力できれば良かったなと思います。非常食を食べ、段ボールを敷いて寝ること、プライバシーのない空間の息苦しさ、また思いがけず楽しかったことなど身をもって体験することができ良い学びになりました。
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2017年05月01日

特別講義

DSC06600-1-1.jpg 今年の講師は和歌山看護専門学校 元副学校長である、堀内 恵美子先生です。
【看護を目指す学生へのメッセージ】として 1.看護師にとって大切なこと、2.専門職業人として働き続けるパワーの源、3.看護学生時代に大切にしてほしいこと・志してほしいこと、と大きく3つのテーマに分けて特別講義をしていただきました。その後、3学年合同でグループワークを行い、3年生が司会進行、2年生が書記を務め、@私たちが看護学生時代にしておくべきこと・考えておくべきこと、Aこの先、看護を行っていくとき心がけたいことをテーマに話し合いました。

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 各学年2〜3名ずつの小グループで構成され、司会である3年生は1年生も発言しやすい雰囲気を作り、メンバーの誰もが平等に発言できるよう配慮しています。また、各自の感じたことの違いや共通点に着眼し、グループとしての意見をまとめました。

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<特別講義・グループワークを通しての学び>

 堀内先生のお話を聞き、人と接するときは常に相手のことを思い、関わる大切さを学びました。私にとっての相手というのは患者さんだけでなく、家族や先生方、周りの友人、そしていつも支え応援してくれる3人の娘達です。私は常にたくさんの方の支えで看護師を目指せていることに感謝しなければなりません。
そして、心理学者であるアドラーの「過去は変えられる」という言葉にも励まされました。辛い過去を思い出すのは嫌なことですが、その中で得られたこともたくさんあります。過去の出来事を理由に行動を制約するのではなく、その出来事をバネにし、様々な思考や行動に繋げていきたいと思います。今後、何かにつまずいたときには、「人生に無駄なことは何ひとつなく、すべてに意味がある」という言葉を糧に頑張りたいと思います。
 1学年 喜井 美幸


 同じテーマについて上級生と一緒に考えるグループワークは貴重な時間でした。基礎科目を一年間学び、実習を前にした2年生と、実習まっただ中の3年生、様々な視点での意見が出され、とても勉強になりました。コミュニケーションとは相手を優先することだと考えていた私は、「自分の五感を活かし、相手の反応からコミュニケーションを取る」といった3年生の意見に感銘を受けました。堀内先生から贈られたあじさいの「元気な女性、辛抱強い愛情、家族の結びつき」この花言葉を忘れず有意義な学生生活を送りたいと思います。
 1学年 東内 皇子


 堀内先生の講義では患者さんの前だけでなく、日々の生活の中で困ったり辛くなったりしたとき、ヒントになることがたくさんありました。私は今、目の前のことでいっぱいになっている自分がいます。勉強のことであったりそれ以外のことであったりと、たくさん考えることがありますが、失敗を恐れず、またその失敗がただの失敗で終わらないようにしたいと思いました。毎日、自分を振り返り反省し、次に繋げる努力をすることは必ず自分自身のためになると思います。言葉も大切ですが、自分の習慣として身についていることが、人に良いと思ってもらえるように努力したいと思います。 2学年 小川 菜奈


 「美しい心をつくるには日々の訓練が必要で、自分の行動を振り返り意識していくと物事の見方も変わり自分のものになっていく」という言葉が特に印象に残りました。確かに今の私は行動を振り返っても反省するだけで次に繋げていくような考え方が足りていないなと思いました。また「失敗を恐れるな」とありましたが、私はたまに失敗を恐れ挑戦しないことがあります。学生のうちに失敗を恐れず挑戦し、社会に出たとき、その経験を活かすことが出来るようにしたいと思いました。看護師というだけでなく、社会人になるにあたり、辛いことも苦しい事もゆがんだとらえ方をせず、とらえ方を変えて余裕のある広い心を持っていきたいです。 
 2学年 矢田 圭穂


グループワークでは、1年生から信頼と信用の違いを教わりました。信頼とは見返りや利益を求めない上での関係性であり、信用は利益を求めるものと聞きました。信頼関係を築きたいと思ってしていた行動が、信用を求める行動に変わってはいないか、又は信頼関係を築きたいという思いそのものが、見返りを求めるような表現になっていないか、考えさせられる機会になりました。相手のことを思い行動することや、相手の立場になって物事を考えることは学生の間にも出来ることであり、この先もずっと大切であることだと思います。もう一度、自分の行動や考えは自分本位になっていないか見つめ直し、改めていけたらと思います。
 3年生 高木 紗佑里


看護学概論で学んだことの集大成が今回の講義の中に詰まっているように感じました。看護とは何か、看護とはどうあるべきか、自問自答することは学生である今も、看護師として働き出してからも永遠のテーマになると考えています。もしかしたら一生答えがでないかもしれません。しかし、入学当初から患者さんを笑顔にできる看護師になりたいという思いは変わりません。そのために今、私がすべきことは目の前にある実習を一つ一つ確実にこなし、受け持たせていただいた患者さんに全力を尽くすことだと考えています。学生である今しか出来ないことを、失敗を恐れず、たくさんの人たちの力を借りて実践し、将来への蓄えとして着実に前進していく時期が今であると思っています。そして臨床の場に出たときには、その恩返しをするつもりで心からの看護を提供していきたいです。 
 3年生 波元 美咲

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2016年10月29日

災害訓練

 10月29日、公立那賀病院の災害訓練に被災者役で参加させていただきました。

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<学生の感想>
 被災者体験をさせてもらい、多くの学びがありました。災害発生時には、一人でも多くの命を救うため、身体面への処置や援助が中心になりがちである中、看護師によるこころに寄り添った言葉はとても被災者の安心に繋がることがわかりました。実際に、「他に何かお困りの事はないですか」と聞かれただけで少し気持ちを落ち着かせることができましたし、「人がたくさんになってきてきちんとお話が聞けないかも知れないので、イスに座っていただけますか」や「あちらの方が終わったらすぐに来ますね」などきちんとした説明が行われたことでなぜ待たされているのか理解でき、安心できました。これらは安心感だけでなく、その場の混乱を防ぐ事にも繋がると考えます。実際の被災者はトリアージの意味など、専門的な知識を持っていないことを理解して対応していくことが大切で、孤独や恐怖を感じている人々の支えになれるような看護師を目指し頑張りたいです。  伊藤 紗也加


 災害医療現場での連携において、医師と看護師の連携や報告も大切ですが、各エリアに配置されている調整員への情報伝達も大切であることを学びました。調整員により、エリア内の情報がまとめられることで現状が明確になり、調整員から本部への情報伝達で病院内全体の把握に繋がります。情報においてはまず誰が見ても分かるように記入し、伝達においても、正確な情報、必要な情報を考えて伝える事が大切であると学びました。
 災害現場では、様々な職種の方との連携が必要となります。自分の役割における正しい判断力を身につけて、適切な行動ができるよう努力しようと思います。   福元 望美
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2016年10月13日

在宅看護論

 近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

10月13日 ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。

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 今日は、ALSだと告知されたときのご本人の思い、またご家族の思いについて講義していただきました。医師の告知の仕方が嫌だったとおっしゃっていましたが、告知された後の看護師のフォローが大切だなと思いました。どのくらい理解できているのか確認し、もし混乱しているようなら再度説明するなど、患者さんやそのご家族を支えることができる看護師になりたいと思いました。また、今まで深く考えたことがなかったのですが、寝ていると様々な事に気がつきます。体が動けば自分で直せるし、声を出せれば助けを求められます。それができないもどかしさ、いらだちはすごいだろうと思いました。だから何度も呼び出されても、そういう気持ちを察して接する事が大切だと思いました。林さんのおっしゃるように笑顔を大切にし、これからの実習も頑張りたいと思います。   辻本 眞子
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2016年07月14日

被災者生活体験

 7月12日、13日 被災者生活体験をしました。3年生全員が被災者となり、非常食を食べ、短時間ですが停電も経験しました。その夜は段ボールを敷き、囲いを作ってみんなで寝ました。

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被災者生活体験をして一番印象に残ったもの(場面)は何ですか?というアンケートには
 ・クラス全員が一つの部屋で一緒に眠ったこと。
 ・段ボールが思った以上に固くて寝心地が悪かった。
 ・停電時、真っ暗で何も見えなくなり余計に暑さを意識したとき、家族に会いたい気持ちでいっぱいになった。
 ・初めて食べた非常食はおいしかったが、毎日食べると思うと飽きるだろうなと思った。
 ・何もかも自分のペースで行動出来ないことがストレスになった。
 ・ある程度仲が良いメンバーでもまとめるのは大変だったので、実際はもっと難しいだろうなと感じた。
 ・常に誰かがそばに居て一人の時間が持てないことが辛かった。
 ・人の気配が気になって全然眠れなかった。

 
 今年もお風呂に入れないことが辛かったと書いた学生が多かったです。その分、冷たい水で清拭をしたときの爽快感がストレスの軽減になったようです。どこでも眠れる自信があると旅行気分だった学生も、段ボールの固さやヒソヒソ声、自分の寝相が人の邪魔になっていないかなどが気になり、眠れなかったようですが、被災した人の気持ちがよく分かり、本当に良い経験になりました。

【被災者生活体験の感想】
 私は今回、疾患を持っている高齢者の役を演じました。車いすでの生活はただでさえ、様々な障害がある上に避難所であるということでさらなる生活の不自由さを感じました。食事・排泄全てにおいて他者の援助を必要とする方にとって、家族以外の方に援助を求めるのはとても難しいことであると思いました。トイレに行きたいと思っても自宅のようには行けないこと、また人の手を借りなければならないことを考えただけで気が重く、水分摂取の必要性を分かっていても控えておこうという気持ちがわかりました。また様々な年代の方がいる中、避難所では孤独を感じ、とても不安な気持ちになるのではないかと思いました。
 私たちはたった一日で、疲労を感じたことから、実際避難所での生活をされている方の事を考えると多大なるストレスや疲労を抱き、その上被災者であるため、精神的ダメージもあり、とても辛い日々を過ごしていると言うことを、身をもって体験することができました。 出口 杏奈
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2016年05月06日

特別講義

 今年の特別講義は「神様のカルテ」のDVD鑑賞です。
 私たちは「生」「病」「老」「死」という人の一生の中で最も重要な局面に立ち会います。そのとき、人としての豊かさや、責任感・使命感・倫理観が求められます。DVD「神様のカルテ」を @人の優しさとは A命の尊さ B懸命に生命に向き合う人たち C仲間達の支え D寄り添うとはどうすることなのか という5つの視点を持って鑑賞し、各学年合同でグループワークを行い、意見をまとめ発表することで学びの共有に繋げます。

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「神様のカルテ」あらすじ
 栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
 そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった・・・。


 DVD鑑賞後はグループワークを行います。各学年2〜3名ずつの小グループで3年生が司会とタイムキーパー、2年生は書記の役割です。

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 特に3年生は1年生も意見が出しやすい雰囲気を作り、メンバーの誰もが平等に発言できるように配慮しています。また、各自の感じたことの違いや共通点に着眼し、グループとしての意見をまとめ、発表内容の指導を行いました。

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DVD鑑賞・グループワークを通しての学び

 「病気が治らなくても生きていて楽しい」という言葉が印象に残りました。治らないのに生きていて楽しいと思えるのは周りの人の支えがあるからだと思います。患者さんのために何をしたら喜んでもらえるのかを考え、悲しいことや苦しい事、また嬉しいことを患者さんと共有することで支えることができるのではないかと考えました。今の自分では、患者さんのために何ができるのか、想像することしかできませんがこの特別講義で学んだことを忘れずに実習で活かしていきたいと思いました。 1年 野田 亜侑美

 安曇さんというがん患者に対して、患者としてだけでなく、一人の人としてその人の背景や生い立ちを理解し、寄り添う姿に感動しました。どうすれば患者さんが喜んでくれるか、チームで試行錯誤するところや、屋上で山の景色を見るシーンが印象に残っています。実際、看護師になれば想像以上に大変で辛いことがあると思いますが、負けず、くじけず、頑張りたいと思います。 1年 平田 唯佳

 家族に看取らせてあげたいが為に、患者さんの肋骨が全て折れるまで心肺蘇生を行った場面を見て、本当にこれが患者さんにとって幸せなことなのだろうかと考えさせられました。死に際を見せてあげたいという気持ちはすごく分かりますし、私も家族の立場であったなら、最後を看取りたいと思います。患者さんだけでなくその家族も含めて看護の対象としたとき、患者さんの身体の負担と家族の思いが入り交じり、難しい問題だなと感じました。また家族や患者さんによって様々な価値観や考え方があるので、どれが正しい答えということはないのだなとも思いました。
 患者さんに安心して治療を受けてもらうためには、確かな看護技術は欠かせないものだと思います。しかし、それだけではなく、心理面のサポートもまた、看護師の大切な役割だと思います。特に映画にも出てきた終末期の患者さんのように残りの人生をどれだけその人らしく幸せに過ごしてもらえるのかが重要な中では、医療者としてだけでなく、人としての優しさを持って向き合うことが大切なのだと思います。今この人は何を思っているのか、安心して治療を受けられるにはどうすればよいのか、常に考え、行動出来る看護師になりたいです。 2年生 川上 真友花

 私が一番印象に残った台詞は「この仕事は無力な自分を認めないと続けられない」です。ものすごい衝撃を受けましたが、納得もしました。私たちは医師のように治療をすることはできないし、痛みを取り除いてあげることもできません。でも、だからこそ私たちが患者さんにしてあげられることは何か、と一生懸命考え、そしてそれがたとえ患者さんのそばに居ることだけだとしても、患者さんに向き合い、気持ちに寄り添うことが大切だと思いました。私たちが提供する看護とは、検査結果やデータを基にただ看護の技術を行うのではなく、患者さんが望んでいることは何か、常に想像力を働かせ、その気持ちに寄り添ってあげることなのではないかと思いました。そして、たとえ病気が治らなくても生きていて楽しいと思える時間を過ごしてもらえるようにできればなお良いなと思います。 2年生 辻本 真子

 グループワークをして感じたことは、同じストーリーを見ても学年毎に感じることや注目する視点が違う事でした。私はこの春から3年生となり、これまでにいくつかの実習に行きました。DVDを見ているとき、自分を看護師に当てはめてみたり、今までに行った実習を振り返り、「あのとき患者さんにもっと何かできたのではないか」「次の実習ではこんな事をしたい」など自分が実際に患者さんにケアしている所を想像したりしました。実際、私を含めた3年生はDVDにでてきた患者さんに対し、自分ならこういう援助がしたい、という主体的な意見が多かったように感じました。反対に1,2年生は自分が看護師を目指そうとした理由や「患者さんに寄り添った看護ができていた」など、まだ看護師を第三者として見ているような意見が多く感じました。私たちは実習を通して少しずつ自分にとっての看護や看護を行う上で自分が重要視していること、大切にしたいことが見えているのではないかと思います。その反面、1,2年生の意見を聞いて自分がなぜ看護師になりたいと思ったか、どのような看護師を目指しているのかなど初心に返り、自分を振り返る良い機会になりました。これからさらに学習を重ね、初心を忘れずに頑張りたいと思います。 3年生 伊藤 紗也加
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2015年10月15日

在宅看護論

 近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

10月15日 自らALSでありながら重度障害のある方の為にエンジニアとしてコミュニケーション機器の開発・改良等のサポートを行っている久住純司先生と、ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。

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 僕がALSについて初めて知ったのはアイスバケツチャレンジを見てからでした。最初はなにをしているのか、何のために行っているのか、さっぱり分かりませんでした。しかし、皆が笑って喜んでやっているのを見て興味を持ち調べてみたところ、ALSの支援を目的にした活動であると知りました。僕自身はアイスバケツチャレンジについてALSのことを知ってもらえるいい機会であるし、またALS協会に寄付することで研究支援することができる素晴らしい運動であると思います。しかし同時に、一目見ただけでは何のためにしているのか分かりづらいし、またALS以外の難病や特定疾患と別にするのもよくないのではないかと考えていました。ALS患者である林さんはどう思ったのか聞いてみたいと思い、講義のあと質問させてもらいました。林さんは文字盤を使い、「名前を知られるのはいいけど、やりすぎかな。一過性で終わって欲しくない」と答えてくれました。僕も林さんが言うように単なる一過性のもので終わるのではなく、あらゆる難病の方にもっと支援の輪が広がればいいなと思います。
 これからもっと看護の知識や技術を身につけて、林さんたちのように、在宅で療養される方の生活に応じた看護を提供できるように努力します。
 2学年 北田 諒

 講義の中でALSと告知された時から現在にいたるまでのご本人とご家族のリアルな気持ちの変化を聞くことができました。もともと人との関わりや外出・食事が大好きだった林さんがそれらを今まで通り行うことを諦めて生きていかなければならないということがどれほど辛いことなのか、私には想像することも難しいです。気管切開をして人工呼吸器をつけるということは、声を出せなくなり、食べたいものも食べられなくなります。それでもどんな姿になっても生きていて欲しい、子どもの成長を一緒に見て欲しい、夫がいない生活は考えられない、そう思うのに、苦しんで生きる夫を見るのが辛く、延命してほしいと言ったことを後悔した日もあったとおっしゃっていました。ご本人もご家族の方も様々な葛藤があり、本当に苦しまれたと思います。今日の講義を受け、そういった患者さんやご家族の方の気持ちを受け止め、寄り添うことのできる看護師になりたいという思いが強まりました。この気持ちを忘れず努力し続けたいと思います。
 2学年 小林 史乃

 自らもALSでありながらエンジニアとして機器の開発等をしている久住さんの発想力には驚くことばかりでした。日常生活でゴミとして扱われるものや百均で売っているものを、触れたり息を吹きかけたりするだけでスイッチが入るよう工夫していて、そのときの患者さんの状態に合わせて作ることでよりよい生活を提供できるのだと気づきました。看護師を目指す私たちもアイデアや発想力を養う必要があると思いました。
 2学年 栗山 えり菜
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2015年07月09日

被災者生活体験

 7月7日、8日 被災者生活体験をしました。3年生全員が被災者となり、非常食を食べ、短時間ですが停電も経験しました。その夜は段ボールを敷き、囲いを作ってみんなで寝ました。

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被災者生活体験をして一番印象に残ったもの(場面)は何ですか?というアンケートには
 ・停電時、こわくてトイレに行けなかった。
 ・友達と一緒で楽しかったけど、一人の時間が持てないことが辛かった。
 ・協力することの大切さが身にしみた。
 ・停電状態が終わって電気がついたとき、すごく安心し、電気があることのありがたみを痛感した。
 ・就寝時、眠れない人たちがヒソヒソと話す声が想像以上に苛ついた。
 ・非常食は思っていたよりおいしく、満足感があった。

などがありました。一人の時間がもてないことが辛いと書いた学生が多かったように思います。あとは清拭の爽快感でストレスの軽減につながると書いている学生も多かったです。

【被災者生活体験の感想】
 私は被災者生活体験で左手骨折の傷病者役を演じました。骨折者や妊婦は最初、気にかけてもらっていたのですが、車いす使用の方や重傷者ばかりに人が集まり、放っておかれているような気持ちになりました。また、食事場面では非常食を食べる際、片手では持ちづらく、隣の人が支えてくれたのですが、それでは相手に悪いと思い、食べない方がいいのかなと思うことがありました。実際、軽傷で被災された方もそういう気持ちになったのかもしれません。それでも側に誰かがいて声をかけてくれることですごく安心しました。ニュースなどで避難所の様子を見て大変だと思っていましたが、たった一日体験しただけで食事やトイレの不便さ、寝るときの隣の人との距離感など、思っている以上のストレスがかかりました。何ヶ月も続く集団生活では少しでもストレスを排除できるよう、周りの配慮や心のケアが重要になるのだと思いました。 出口 結惠 
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2014年10月16日

在宅看護論

 近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

10月16日 自らALSでありながら重度障害のある方の為にエンジニアとしてコミュニケーション機器の開発・改良等のサポートを行っている久住純司先生と、ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。

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 病名を告知する医師の言葉ひとつで、患者とその家族の気持ちが大きく変わるということを、実際に体験された方からお話を聞き、改めて言葉の重みを知ることができました。話すことも食べることもできなくなる気管切開を行うときは、どのような思いだったのだろう、自分だったら誰にどんな言葉を残すだろうと考えました。そしてそれと同時に精神的に辛い患者さんに対する言葉かけの大切さ、難しさ、重要さについて改めて学ぶことができました。
 林さんがおっしゃっていた、たくさんの方のサポートがあったからここまでこられたという言葉が胸に響きました。将来、私もその1人になっていたいと思います。「笑顔を忘れないで」という言葉を大切に、これからも頑張りたいと思います。    大原 詩麻


 私はテレビドラマで「ALS」という病気を知りました。どのような症状がでるのか、少しはわかっていましたが、実際の患者さんやそのご家族の話を聞くのは、より現実味がありました。突然、「ALS」だという告知をされ、少しずつ体が動かなくなっていく悲しみや絶望感はどれだけのものだったか、考えただけで胸が痛みます。「一番辛い病気はない。自分の病気が一番辛い」という言葉が印象に残っています。
 また、久住さんが作られた用具を見て、もっと専門的な機械のようなものだと思っていたので、日常的で便利で驚きました。「その人に合わせたものを考えるのが楽しい」とおっしゃっており、病気だからとできないことばかり見つけるのではなく、希望や楽しみを持ってできることを探し、過去ではなく今を、先を見つめることが生きる力となり、喜びや笑顔につながるのだと感じました。
 病気に苦しむ人々がその人らしさを取り戻し、心から笑うことができるよう、真っ直ぐ対等な立場で向き合い、信頼関係を築くことのできる看護師になりたいと強く思いました。  山ア 万鈴


 今日の講義で、話すことだけがコミュニケーションではないと学びました。久住さんは、その人の残存機能を活かしたスイッチを、マヨネーズ容器やタッパーなど日常品で作っており、どれも興味を引くものばかりでした。
 コミュニケーション手段は、話すことだけでなく、表情から読み取れること、文字盤やパソコン、その人の残存機能に応じて様々なものがあり、アイデアもたくさんあるのだと実感しました。また、たとえ相手が話せなくてもその人の事を理解したいという気持ちで接することが大切なのだと思いました。今日の出会いに感謝し、これからも目標を持って頑張っていこうと思います。  上野 まりな
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2014年07月09日

被災者生活体験

7月8日、被災者生活体験をしました。3年生全員が被災者となり、非常食を食べ、短時間ですが停電も経験しました。その夜は段ボールを敷き、囲いを作ってみんなで寝ました。

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被災者生活体験をして一番印象に残ったもの(場面)は何ですか?というアンケートには

 ・停電時、こわくてトイレに行けなかった。
 ・友達と一緒で楽しかったけど、一人の時間が持てないことが辛かった。
 ・清拭の爽快感!重要性を再認識した。
 ・一人ではどうしようもない。
 ・どんな時でもどんな場所でも寝られる自信があったけど、実際の段ボールは
  固くて寝苦しいし、人の寝息や話し声、足音など信じられないほど神経質に
  なり、全く寝た気がしなかった。
 ・停電時、想像以上の暗さと静けさに恐怖感が増した。
 ・非常食は満腹感もあり、意外とおいしかった。

などがありました。一人の時間がもてないことが辛いと書いた学生が多かったように思います。あとは清拭の爽快感でストレスの軽減につながると書いている学生も多かったです。



 今回の被災者体験ではリーダーをしました。皆ができるだけ不満なく過ごせるようにすること、体調面や精神面に注意すること、ルールを決め、そのルールを守ってもらうことなどたくさんのことを考えました。学校でクラスメート相手だったのでルールもきちんと守り、不平不満を言う人もいませんでしたが、本当の避難所ではパニックがおこり、皆が色々な事を訴えると思います。冷静さを保ち、適切な判断を下すことができるリーダーが必要であると思いました。また、リーダーも被災者の一人であるのでリーダーだけでなく、周りの人たちにももっと色々と頼み、皆で協力することが大切だと感じました。たった一日でしたが想像するよりもっと過酷で辛い状況であることがわかりました。こういう体験ができて良かったです。 畠久保 菜穂子

 私は老人体験スーツを着て被災者体験をしました。最初に感じたのは自宅と違い、すべての移動距離が長く、麻痺のある方にとってはとても疲れるということです。視界も悪く不安で、背もたれのない椅子に長時間座っていることも苦痛でした。このことから麻痺のある方や年配の方にはトイレなどへの移動距離が最短である場所や、背もたれのある椅子を用意するなどの配慮が必要であると学びました。停電で真っ暗になったとき、誰かが私の手を握って「ここにいるよ」と声をかけてくれました。それだけでとても心強く感じ、安心しました。慣れない避難所では誰かがそばについてくれるだけでこんなにも安心するのだと分かりました。限られた資源の中で不快度を少しでも和らげるよう工夫するべきところはたくさんあるのだと学びました。 田中 千晴

 たった一泊でしたが入浴できずに集団で生活するのは辛かったです。夜に清拭を行い、爽快感は得られましたが臭いがあるのではないかと気を遣いました。夜は段ボールで寝ましたが、固くて寝付けませんでした。環境の変化のためか人の寝息や足音にも敏感になり、夜中に何度も目が覚めました。私たちはたった一日の体験でしたが、実際は何日も何ヶ月も続くのだと考えると臭いや不眠に対する援助が大切であると感じました。日数が経つにつれてストレスも増していくと考えられるので心のケアは本当に大切だと思いました。今後もし、避難所での生活を送ることになった際は、今日の気持ちや体験を思い出して過ごしやすい環境が作れるようにしたいと思います。 玉江 亜梨沙

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2013年10月23日

在宅看護論

 近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

10月22日 自らALSでありながら重度障害のある方の為にエンジニアとしてコミュニケーション機器の開発・改良等のサポートを行っている久住純司先生と、ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。

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 もし私の大切な人がALSだと告知を受け、そのうえ本人から人工呼吸器をつけないと言われたら・・・。自分の大切な人が亡くなってしまうかもしれないと思うだけで頭の中が真っ白になり、何も考えられないし、どうすればよいのか答えはでないと思います。「失った機能を嘆くより残された機能に感謝して生きる」とおっしゃいましたが、こういう心境になるまでにたくさんの困難を乗り越え、様々な葛藤があったと思います。林さんが「誰もが安心して入院できるよう、コミュニケーションの大切さを学んでほしい」と看護師を目指す私たちへ課題を出されましたが、私が看護師になったら患者さんやそのご家族の不安な気持ちや怒り、すべてを受け止めてあげられるようになりたいと思いました。
 今回の講義で様々な視点からALSについて学ぶことができました。健常者である私たち以上に前向きに生きられている姿や考えなどすべてに驚き、感動しました。私も前を向いて看護師を目指して頑張ります。そしていつかお互いを支え合える人と出会うことができればいいなと思います。 大脇 明里紗

 ALSという病気は、徐々に身体の機能を失っていくという想像を絶するような難病であることを授業で学びました。今日は、そのような病と闘っている方が来られると聞いて緊張していましたが、お目にかかるととても気さくで、明るく話をしてくださったので驚きました。林さんは告知から現在までを話してくださいましたが、自分や家族に置き換え、想像しながら聞いていると涙がでて止まりませんでした。療養者さんやそのご家族のどうしようもない、やりきれない気持ちを看護師としてどう支えていくべきか、考えなければならないと思いました。家族の方を含めたケアを考え、少しでも安心し、快適に生活を送れるような手助けができたらと思います。
 久住さんは、発想が素晴らしく、ALSの方が日常生活で使っているものを何でもスイッチにしており、療養者さんの残存機能に応じて工夫していることに感動しました。スイッチひとつが療養者さんの生活を左右するためその人が使えるもの、使いたいと思えるものを選択することが大切なのだと学びました。
 これからも前向きに生きようとする療養者さんを支えられるよう、笑顔・努力を絶やさず、療養者さんやそのご家族のニーズに応えられる看護師を目指して頑張りたいと思います。  井川 円歌

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2013年07月05日

災害訓練

 7月3日・4日、3年生が初めての災害訓練を行いました。和歌山県の災害救助部隊に所属し、東日本大震災の救助経験のある看護師の方に来ていただき、災害の種類や避難所生活の実際、また災害支援看護師の役割、災害時のDMAT活動についての講義を受けました。演習では災害時のトリアージをし、判断の難しさや大切さを学びました。
その夜は、避難所で過ごす被災者の環境や生活について理解することを目標に学校を避難所とし、被災者の立場で生活を体験しました。

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夜ご飯は非常食のみです。お湯を入れて15分、味の感想は様々でした。
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段ボールでの寝床づくりに皆で話し合っています。
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高齢者や妊婦、乳児を抱えた母親もいるという設定で、どういう支援が必要なのか身をもって勉強しました。
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教員の飼い犬です。動物も被災した設定ですが、学生たちの癒やしとなったようです。
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 夕食は、非常食である袋タイプのご飯でした。お湯では15分でできるのですが水なら1時間かかります。今回はお湯が使えましたがお腹が空いていた私は15分でも辛かったです。味は思っていたよりおいしかったですが、物足りなさを感じました。
 夕食の後は多目的ホールの床に段ボールや新聞紙を敷き詰め、生活スペースの確保を行います。一つの広い部屋であるため、他の人との区切りは段ボールのみであることや、人によっては区切らない人もおり、プライバシーが守られない、他者との距離が近いなど気が休まらないように感じました。また床が固く冷たいので身体への負担が大きく、心身ともに休まりませんでした。
 今回の訓練では、30分ですが、停電状態が作られました。わかっていましたが、電気が消えたときはものすごく不安を感じました。シミュレータを使って高齢者や妊婦を体験している学生はもっと不安だったと思います。実際の避難所では乳児を抱えた母親や、小さい子供たち、けが人や病人、家族の安否がわからない人など様々な人がいて、心細さや不安、心のよりどころがないなどストレスは多大なものになるだろうと思いました。
 今回の被災者体験で知ることのできた被災者の視点でのつらさや不安を軽減できる関わりを看護者として考える必要があると感じました。この2日間は改めて災害や災害対策について考えることのできるよい機会でした。    佐谷 彩

 
 
 実際の救助活動を行った方からトリアージの方法や被災地へ行ったときの状況、自分の気持ちなどを学びました。トリアージの色の区分分けでは緑は歩行可能だとか、赤は治療最優先だとか色の意味はわかっているつもりでした。演習では先生が被災者を演じてくれていたのですが、痛みの訴えがあったらどうしても緑から赤にした方がいいのかなとか悩むことがあり、でもそんな悩んでいる時間はなく、より多くの被災者のトリアージをするためには短時間での素早い観察、アセスメント、分別が必要だと改めて感じました。
 その後のグループワークでは被災者の部屋割りを考えました。私たちなりに考え、最善だと思ったこともほかのグループの発表を聞くと「そういう考えもあるんだなぁ」と違った視点を知ることもでき勉強になりました。
 夜は自分たちが被災者となり、避難所生活をしました。このような状況では「真っ暗だと眠れない」「明るいと眠れない」「はしっこでないとイヤ」など個人の言い分はたくさんありますが、誰かがみんなのために我慢しなければならないということは避けられないことなので、誰か一人だけが我慢することのないよう皆で話し合い、協力し合うことが大切だと思いました。   谷 早織


 東日本大震災の被災地で救護活動を行った人の講義で、「ここはいったいどこなんだ」と感じたと言っていました。日常では想像もつかない世界で災害は本当に怖いと思いました。
 病院では物品がそろっているためすぐに対応できますが、被災地だと必要な薬品や清潔な部屋、物品などすべて満足いくようなものがない状態で救護しなければなりません。実際、災害が起きたとき人の命を助け、冷静で素早い判断ができるよう、もっと知識や技術を学びたいと思いました。
 今回の災害訓練で感じた疲れやストレスは、医療者を目指すものとして忘れてはならないと思います。この気持ちを忘れず、これからもっと頑張りたいです。   山本 佳奈
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2011年11月17日

在宅看護論

 近年、医療技術の高度化、社会環境の変化に伴い疾患や障害が重度であっても、在宅療養が可能になってきています。また、人々のニーズは、施設志向から長年住み慣れた家庭で自分らしく、生きがいのある生活ができるような在宅療養志向へと変わってきています。そのために、安全で安楽、そしてその人らしい生活が送れるという質の高い在宅看護が求められています。本校では多彩な講師に来て頂き、在宅看護について学んでいます。

 11月17日 自らもALSで日本ALS協会近畿ブロックの会長をされている和中勝三先生と奥様の育美さん、自らALSでありながら重度障害のある方の為にエンジニアとしてコミュニケーション機器の開発・改良等のサポートを行っている久住純司先生、ALS会のおしどり夫婦である林静哉先生と奥様の千津子さんに来て頂き、在宅療養者と家族の実際について講義をして頂きました。

※ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは五感や記憶、意識は保たれたまま徐々に全身の運動神経が侵され、やがて身体のほとんどの部位が動かせなくなる進行性の難病です。原因は不明で40〜60歳代を中心に10万人に1人の割合で発症します。
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 今回の特別講義では学校の授業では学ぶことの出来ない多くの事を知り、とてもよい勉強になりました。教科書に書いている病気の症状などは例えにすぎないこと、呼吸器をつけている患者さんはそれぞれに吸引の仕方が違って、一回で終わる疲れない吸引を望んでいる事、仕事に慣れてくると確認を忘れがちになり、それが事故につながることが多いなどたくさんのことを教えていただきました。そして、「何事も欲を持つこと」、「そうしないと希望すら見失う」というのは私たちでも同じだと思います。今、当たり前のように生活して勉強して、運動でき、飲食し、寝る事ができることを「幸せ」だと感謝し、誰にでも笑顔で接することができるよう成長したいと思います。この学びを活かして今よりも、もっともっと勉強して患者さんに慕われるような看護師を目指そうと改めて思いました。2学年 嶋田 千穂

 今回の特別講義は私にとって本当に貴重な時間となりました。まず家族の方が病院を訪れたときの医者の言動に腹が立つと同時に悲しくなりました。そこには、患者さんや家族の悲しみに対する心のケアなどが全くなかったからです。難病を抱える患者さんには家族や仕事、歴史があるはずなのにほんの数秒の簡単な言葉で全て崩れてしまうのだと思うと辛い気持ちになりました。でも今日、私は難病を抱え、一生懸命に生きている皆さんと家族の方々と出会い、お話を聞き、本当に優しく素晴らしい笑顔から逆に勇気を頂く事ができました。
「自分は生きているだけで幸せ」好きな言葉は「もったいない」「失ったものを嘆くより残されたものを大切にしたい」すべての言葉が力強く、周りの人たちへの感謝の気持ちが伝わってきました。私は今、看護学生という立場ですが、実習先の患者さんや家族の方からどれほど温かい言葉や元気をいただいたかわかりません。そして今日もまた多くの大切なものをいただきました。この思いを積み重ね、人に感謝する事を忘れずにいたいと思います。2学年 高垣 純子

 「進行性」「余命3〜5年」「人工呼吸器」という3つの言葉に私もショックを受けました。もし私がその3つの言葉を言われたらどうなるのか想像もつきません。患者さん1人1人の気持ちを考えて心の看護をする事が大切であると改めて実感しました。
 今、私はふつうに声を出して話をしていますが、声を失う恐ろしさなどは想像を絶するものであったと思います。「生きたい」という気持ちがすごく伝わり、力強く生きている姿を見て勇気をもらったような気がします。家族の方の話も聞く事ができ、考えさせられることがたくさんありました。私たち看護師は家族の方々とも良好な人間関係を築いていくことも必要だと思いました。患者さんの気持ちだけでなく、家族の方々の気持ちも考えられる看護師になりたいと思います。2学年 佐古 亜沙美
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2011年10月12日

基礎看護学実習Tー1

病院における看護活動を見学し、対象をとりまく環境及び生活を理解することを目的に行われます。今年は10月5日、6日の2日間実習し、学んだことをグループ毎に話し合い、発表しました。

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はじめての病院実習は、学校では気づくことができなかった学びがありました。学校の演習とは違い、本当に動けない患者さんへのシーツ交換や寝衣交換を体験し、患者さんの様子を気にしながら行うことの難しさを知りました。
 意識がない患者さんに対してもきちんと説明し、反応がなくても声をかけてからケアをすることが大切なのだと学びました。コミュニケーションは相手の方が安心できるよう、はっきりと笑顔で話すことを意識し、そのためには様々な知識を身につける必要があると感じました。 1学年 久保 理嘉
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2009年12月22日

ケーススタディ

 看護師は常に個人の責任として継続学習による能力の維持・開発に努め、研究や実践を通して知識や技術の開発に努める事が必要であるとされています。
本校では毎年3年生になると「看護は実践の科学であることを知り、文献学習することで様々な看護の方法を学ぶ」ことを目的に臨地実習で行った看護を振り返り、ケーススタディを行います。今年も学生それぞれが経験した看護を振り返る機会を持ち、自分の実践や考えを文章にしていく課程において学ぶことも多かったと思います。
また、下級生の前で学習の発表をし、緊張しながらも立派な発表会となりました。下級生からは、積極的な質問もあり、先輩の看護実践を聞くことで、知識を増やすことができました。

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